鉄筋コンクリートの解体費用と工法とは?

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鉄筋コンクリートの解体費用と工法とは?

建築物にはさまざまな材料が使われていて、木造住宅やコンクリート造りなど豊富です。
中でも鉄筋コンクリート造りは他の解体工事と異なり、解体工法や費用に違いがあります。

そして、鉄筋コンクリートの不動産を所有している方や、事業者の中にはこれから解体業者に解体を依頼しようか検討しているものの、事前に何を知っておけばいいのか悩んでいるかと思います。

さらに「そもそも解体工事についてあまり分からない」といったように解体工事そのものが分からず困っているのではないでしょうか。

今回は鉄筋コンクリート造りの建物を解体したいと考えている方に向けて、解体工事の工法や解体費用などについて解説します。

解体工事の基本と工法

解体工事業者とは、建物を重機や道具を使用して解体し、解体後の廃棄物処理や運搬も行う専門企業のことです。
全国に多数の解体工事業者が解体工事を請け負っていて、一戸建て住宅からマンション、ビルなど多種多様な建物を解体しています。

解体工事は許可を受けた業者のみ営業できる

鉄筋コンクリート造りの解体工法や費用を知る前に、重要なポイントがあります。

解体工事を行うことができる業者は、必ず建設業もしくは解体工事業のどちらかの許可を受けた上で営業を行っています。
そのため、解体工事業者がいずれかの許可を受けていない場合は、無許可営業ですので依頼しないよう注意が必要です。

対策としては企業サイトに記載されているか確認する方法や、直接聞いてみる方法があります。

解体工事の種類

解体工事の工法は非常に種類が多く、解体工事業者ごとに対応している工法も異なります。

  • 手壊し解体
  • カッター工法
  • ミンチ、分別解体
  • 機械解体
  • ブレーカー工法
  • ワイヤーソーイング工法
  • ミニブラスティング工法

他にも多数の解体工法があります。

手壊し解体

手壊し解体とは、重機を使った解体工法ではなく、人がバールなどを使って解体作業を進める工法です。
一見すると非効率的で、採用するメリットがないように見えるでしょう。

しかし手壊し解体は、重機などが侵入できない細道や複雑な道に建てられている建物や、住宅同士の距離が近い密集地などで、必要とされる工法です。
もし、このような場所で重機を使うと、事故や近隣住宅まで破損させてしまいます。

ミンチ、分別解体

続いてミンチ、分別解体とは、解体現場でよく見かける重機を用いた一般的な解体工法です。
正確には、重機のアーム部分にショベルなどを取り付け、スピーディに解体作業を進めます。

ブレーカー工法

また、ブレーカー工法とは、ハンドブレーカーを使った解体工法のことです。
ハンドブレーカーとは、解体や建設現場で見かけるT字の機械です。
横の部分がハンドル部で、Tの下の部分(杭)が動作してコンクリートなどを破砕します。

ハンドブレーカーは油圧もしくは空圧で杭が動くのが特徴です。
ブレーカー工法と呼ぶ時は、手持ちタイプのブレーカーと重機のアームに取り付ける大型のブレーカーどちらも指します。

大型のブレーカーは、建物全体に杭を打ち込むイメージで、硬い部材や大きな構造部を効率よく破砕できるのが強みです。

鉄筋コンクリートの意味と解体工法

続いては鉄筋コンクリート造りを含む建物の意味や、鉄筋コンクリート造りに用いられている解体工法について解説します。

解体工事と聞くとどの現場でも同じ解体工法もしくは、自由に解体工法を選んで作業を進めているとイメージしているのではないでしょうか。
実際は建物に使用されている材料やサイズ、解体現場の状況によって解体工法は大きく変わります。
また、解体工法や工期が変わることで、費用も変化します。

鉄筋コンクリートとは

建物にはさまざまな構造があり、鉄筋コンクリート造りはRC造りと呼ばれています。
RCとはReinforced Concreteの略称です。
基本的な構造はコンクリート造りで、補強するために鉄筋を組み込んでいます。
具体的には、鉄筋を軸として周囲をコンクリートで包んだ形です。

なぜコンクリートを鉄筋で補強しているのかというと、引張に対する力には弱いからです。
コンクリートの性質は耐熱性や圧縮に対しては強い一方、引っ張られる力に対しては強くありません。

そして鉄筋は熱に弱いものの、引っ張られる力に対しては強いのが大きな特徴です。

コンクリートと鉄筋を組み合わせると、コンクリートの引張力と鉄筋の熱に対する弱さをカバーできます。
さらに鉄筋はさびやすいため、コンクリートで覆うことでさびを遅らせることも可能です。

このように鉄筋コンクリート造りは、弱点を補った構造ということが分かります。

鉄筋コンクリートに用いられる解体工法と建築方法

鉄筋コンクリート造りの建物を解体するためには、構造上の特徴や性質に合った解体工法を選ぶ必要があります

鉄筋コンクリート造りの建物に用いられる解体工法は、ブレーカー工法や圧砕機工法などです。
また、地上解体と階上解体と呼ばれる、解体方法にも分けられています。

基本的に鉄筋コンクリート造りの建物は、柱と梁(地面に対して水平方向に設置された部材)を組み合わせて作られる工法と、床と壁・天井といった面で構築する工法の2種類に分かれているのが特徴です。

ただし、解体時にどちらの工法だからといって、明確に解体工法が決まるわけではありません。
あくまで解体現場の状況もしくは解体業者の方向性によって変わります。

地上解体と階上解体

地上解体とは地上に設置された重機を使い、ブレーカーやアームを使い鉄筋コンクリートの建物を解体する方法の総称です。

階上解体は、解体に使用する重機を建物の屋上に設置し、屋上から解体を始める方法です。
主に地上には重機が設置できない事情があると、階上解体を選びます。

鉄筋コンクリート向きの解体工法

鉄筋コンクリート造りの建物にブレーカー工法を用いる時は、重機のアームに取り付ける大型ブレーカーのことで、強力な打ち込みで外壁や屋根などを破砕します。

そして圧砕機工法の場合は、重機のアームに油圧式のはさみのようなアタッチメントを取り付け、鉄筋や外壁・内壁、土台などを裁断・破砕しながら解体するのが特徴です。

ブレーカーは杭を打ち込んで壁などを割る工法ですが、圧砕機工法ははさみのような形状で、コンクリートを砕く違いがあります。

他にも鉄筋コンクリート造りの建物に合った解体工法の1つが、転倒工法です。
解体方法は、まず柱や梁など構造部を解体します。その後解体されていない壁や天井など、各部材にワイヤーを取り付けて建物中心に向かって倒れるように倒壊させます。

最後に各部材を運搬できる大きさまで破砕し、解体作業は完了です。

鉄筋コンクリートの解体費用や内訳

続いて鉄筋コンクリート造りの建物の解体費用や、状況別の費用相場などについて紹介します。
建物は坪数や階数などで解体にかかる時間的コストや人件費、重機などに違いがでるため費用も変わります。

鉄筋コンクリートの解体費用相場

鉄筋コンクリートの解体費用は、主に以下の要素で変化します。

  • 解体工事業者
  • 坪数
  • ビルや一戸建て住宅など建物の種類
  • 解体しやすさ(周辺環境など)

特に坪数や建物の種類で解体費用は大きく変わるので、見積段階で費用項目をチェックしましょう。

一般的な坪数ごとの費用の違いを紹介します。

10坪未満の一戸建て住宅坪単価7万円前後合計30万円前後
10坪から20坪未満坪単価6万円前後合計40万円前後
20坪から30坪未満坪単価4万円前後合計100万円前後
30坪から40坪未満坪単価5万円前後合計100万円前後

解体費用の大部分を占める坪単価は、基本的に坪数が増える程抑えられる傾向ですが、必ずしも同じ価格設定ではありません。

続いて、鉄筋コンクリート造りのビルの解体費用は、どの程度か目安を紹介します。

延べ床面積250坪前後合計1200万円程度

鉄筋コンクリート造りのビルは、基本的に坪数・延べ床面積が広いことや付帯工事の内容も多いため、合計1000万円を超えやすい傾向です。

解体費用の内訳

解体費用の内訳は、大まかに解体そのものにかかる費用と重機回送費、その他費用と付帯工事費です。

解体工事は解体作業だけではなく、作業員の人件費や重機など車両の交通費や燃料代、コンクリート片や鉄くずなどを運搬する作業費、その他手続きや管理費用など多数あります。

また、見積書には以下のような項目を記載しています。

例)費用項目の参考
仮設工事
内装解体
養生シート
躯体解体
基礎撤去
ブロック塀の撤去
材料の処分費(木くずやコンクリート、鉄くず、混合廃棄物など)
運搬費

その他、付帯工事としてカーポートや倉庫の解体・撤去、フェンスの撤去なども含まれていることも多いです。

解体作業の費用項目は坪単価で、重機や車両関係は台数などで計算されています。

鉄筋コンクリート造りの建物に合った解体工法で作業が行われている

解体工事は普段の生活であまり見たり聞いたりしないため、建物の種類によって解体方法を変えたり、解体工法が多数あったりすることも分かりません。

鉄筋コンクリート造りの建物の場合は、ブレーカー工法や転倒工法などを組み合わせて、効率よく解体作業を進めます。
また、解体費用は坪数によって大きく異なり、一戸建て住宅の場合は100万円単位ですが、ビルなど延べ床面積100坪以上になる場合は、1000万円単位で掛かります。

解体工事の費用や技術力は、解体工事業者によってもばらつきがあるので、必ず一括見積や比較検討をしましょう。

当社では複数の解体工事業者に見積と現地調査を依頼し、比較検討を行った上で契約できるシステムです。

鉄筋コンクリートの一戸建ての空き家など、何らかの事情で解体しなければいけない時は当社のサービスをご検討してみてください。

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