解体工事ってなぜ必要?その理由と相場をチェック!

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解体工事ってなぜ必要?その理由と相場をチェック!

誰も住む人がいなくなってしまい、空き家になってしまった家って、意外とありますよね。
都会への人口集中に伴い、古い家屋がそのままになっている例など、地方に行くと良く見かけます。
ずっと放置されている空き家も珍しくありません。
しかし、空き家対策措置法が施行され、対処も叫ばれる昨今。田舎に移住し、リノベーションなどで空き家である古民家を再生して住む例などもメディアなどで良く見られますが、有効利用されない空き家はやはり解体工事によって壊されることが大半でしょう。

とはいえ、解体工事ってなぜ必要なの?どんな内容なの?相場は?など、熟知されている方は少数だと思われます。そこで解体工事のことを徹底追求! 親などが残した空き家の処分などに困っている方は必読です。

なぜ解体工事は必要なの?

これまでは、建物を所有していると固定資産税が安くなるなどの理由で、古くなった家を解体しないと言うこともありましたが、今後は特例が不適用な空き家も増えます。
当然のことですが、将来にかけて使う予定がない場合、処理することも所有者の責任となります。処理することとは、つまり家の解体工事です。

それでは解体工事の具体的な内容、解体工事をする場合の心得などについて、解説していきます。

解体工事ってどんなことをするの?

家屋の解体工事を行うのは解体業者ですが、その一連の作業とはどんなものでしょうか?確認していきましょう。

1.足場を設置する

解体工事をする場合、まずは足場の設置からです。足場作りの際、粉塵や誇りを防ぐために養生シートで建物をぐるりと囲みます。

2.周辺部と建物内部のものを撤去する

解体工事をする場合、周囲に影響が出てきてしまうことも考えられるので、ブロック塀を始め庭部分の木などをまず撤去することもあります。しかしブロック塀などは、隣の家の所有であるなどの可能性もあります。トラブルになることを避けるためにも、確認をお忘れなく!
また建物内部にも危険なものや大切なものが残っていないか、チェックするようにしましょう。

3.建物本体を解体する

さあここからが本番。解体というとこの作業を思い浮かべることも多いでしょう。
重機を使って、建物を解体していきます。
しかし、手壊しする場合もあります。解体作業には粉塵や埃がつきものなので、舞い散るのを防ぐためにも、水を適宜使用しながら解体していきます。

4.廃材を分別する建物本体を解体する

解体工事の廃棄には、「マニフェスト制度」という産業廃棄物が正しく処理されているかという制度が関わってきます。
解体業者はこの制度によって、廃棄物の処理が適正に実施されたかを確認する書類を作ります。
正しい仕事をしている解体業者かどうかの目安にもなるので、マニフェスト制度を実施しているかも業者選びの判断基準の一つとしてほしいものです。

話は逸れましたが、解体工事では木材やコンクリートなど、たくさんの廃棄物が出ます。解体業者はこれをしっかり分別し、処分場に送ります。

5.地中物がないかをチェック

解体工事の終了後、地中に廃材があったり、コンクリートが埋まっていたりするといけないのでチェックします。その後、地面を平らにならして解体工事は終了となります。
最終仕上げの出来具合で、更地となった土地の価値なども決まってくるので、とても大切な作業です。

解体工事をすることになったら?

もし、家屋の解体工事を行うことになったらしておくべきことについて、チェックしましょう!

1.解体業者選び

上記の解体工事の手順を実際に行うのは解体業者です。しかし、様々な業者があるし、相性などもあるので、選ぶときは慎重になりましょう!まずは見積もりからです。きちんと現地調査をして建物や立地を確認し、解体工事の内容を予測し、見積もりを作ってくれるのが良い業者だと言えます。

2.現地調査

解体業者が実際に現地調査でチェックするのは、以下の通り。

  • 建物の構造と状態
  • 立地・搬入ルートなど近隣の環境
  • 必要な工事の内容
  • 工事が可能な境界線
  • 地中物の有無
  • 整地後にどうするか

安全で確かな工事を行うために、上記項目はとても大切なもの。
こうしたことをきちんと行っているかどうかで、良い業者かどうかが決まると考えられます。

3.相見積もり

一つだけの業者に見積もりを依頼するのはちょっと危険なこと。複数の業者に見積もりを依頼して、比較しましょう。その中で金額的なことはもちろん、行う業務の項目もきちんと確認することで、納得のいく工事を進めていくことができるはずです。

4.契約

見積もり後、任せたいと思う業者が見つかったら契約に入ります。
その際、必ず書面を交わしましょう!
契約書をきちんと作ってから、工事をしてもらうのが一番安心です。

解体工事ってなぜ高いの?

解体工事のために、見積もりを取ると、びっくりするようなお値段になることもあります。
しかし、解体工事は期間もかかるし、人員も重機も必要です。しかも危険も伴う仕事。
だからこそ、解体工事費用は高いのですが、その内容をしっかりと確認しておきたいという方も多いことでしょう。なぜ高くなってしまうのかを解説してまいります。

1.地盤強化のための地中杭の処理

一見わからないけれど、地盤が弱くて地中に杭を入れて補強してから家屋を建てている場合があります。解体工事の際、その杭は撤去しなくてはいけないので、費用が追加される場合があります。

2.狭小地など、工事に不便な場所での作業

工事のためのトラックが侵入できないような狭小地などで工事が必要な場合、普通より小さいトラックで廃棄物の搬出のための往復をしたり、手運びの必要も出てくるため、人件費が多くかかってしまうことがあります。

3.モルタル壁の処理

昔の家には、砂とセメントで固めたモルタルが外壁に使われていることがあります。この場合、撤去するのにとても手間暇がかかり、費用も必然的にかかってしまいます。

4.アスベスト除去費用がかかる

建材などにアスベストを含んでいる場合、専門業者や許可を持っている人しか工事をすることができません。
アスベストの除去作業は、労働安全衛生法や廃棄物処理法のもとで行われるものなのです。

解体工事の相場を知ろう!

それでは、解体工事をするためには、どのくらいの費用がかかるものなのでしょうか?
大体の原価の内訳から、説明してまいりましょう!

解体工事の内訳って?

1.作業費つまり人件費が3~4割

実際に作業する人、つまり作業員の人件費のことです。
30坪ほどの住宅を解体する場合、3人の作業員が1週間程度かけて仕事をするのが平均的と考えられます。日当に関してはいうと、1日1人1~2万ほど。
危険も伴う仕事であると考えると、妥当であるか、安いくらいなのではないでしょうか。

2.廃棄物処分費用が3~4割

廃棄物は中間処理場で処分をしなくてはいけません。木材やコンクリートの廃材が出ますが、30坪の解体で木くずが8.7t、コンクリートは20tほど出るとも言われています。
処分には手間もかかるため、結構費用がかかってしまうものなのです。

3.養生、燃料など、諸経費も2~3割程度

他のところに影響が出ないよう、現場を囲ったりする養生の足場にかかる費用、重機の燃料費、役所申請の手間賃なども、諸経費に含まれます。
なんだかんだ積み重なって金額が膨らむものなので要注意です。

4.解体業者の利益は1~2割程度

解体業者が工事によって得られる利益のことです。この利益が事務所の職員への給料や諸経費に繋がります。

解体工事の相場って?

それでは、解体工事の坪単価について、ざっくりとした金額は以下です。

  • 木造建築・・・2~3万円
  • 鉄骨造・・・3~4万円
  • 鉄筋コンクリート・・・4~5万円

木造より鉄骨が高いのは、廃棄物の量の違い、工事の難しさの違いでしょうか。
それでは個別に解体費用を見て行きましょう。

解体工事の個別の金額について

解体工事のうち、その一つひとつはどのくらいの金額となるのでしょうか。
平均的なところをご紹介します。

1.解体工事の全体

坪単価で工事費を見積もることもあります。その場合の平均的な金額は1坪で20,000~50,000円ほどです。
内装・外装・人力・重機・解体のほか、人件費、廃棄物処理費なども含まれます。

2.仮設工事

工事時の音や粉塵、埃などを防ぐために建物の周りを養生シートで覆う、工事をスムーズに安全に行うための足場をつくる、などが仮設工事の内容です。
1㎡で500~1,000円くらいで、計算するといいでしょう。

3.内装の解体

さて、解体の本番に入っていきます。まずは、台所やトイレ、お風呂、窓ガラスなどを撤去します。
基本的にこうした部分は手作業です。重機で解体する部分と違って人件費がかかってきてしまうため、少しお高くなります。1坪で5,000~10,000円程度でしょうか。
廃棄物処理が別途で計上されているのであれば、もう少しお安くなります。

4.瓦の屋根撤去

屋根はちょっと厄介です。特に瓦の屋根は手作業なので、内装解体と同じように広さによって費用が計上されるもので、1㎡で1,000~2,000円でしょうか。瓦の種類によっても変わってきます。

5.重機で建物解体

解体本番の本番です。重機で一気に建物を壊すのですが、粉塵が舞うため水を撒きながらの作業となります。費用は1坪で3,000~5,000円。人件費も含まれるため高めの設定です。

6.土間など基礎部分の撤去

1㎡で1,000~2,000円くらいです。
建坪より面積が小さいため、個別で広さを計上していきます。

7.廃棄物の処理

解体には、木材を始め、ガラス、がれきなど、とにかく廃棄物がたくさん出るものです。
業者によって様々なのですが、大体、1㎡で5,000~20,000円の間でしょうか。

8.人件費

解体に携わるのは、作業員数名のほか、重機オペレーター、交通整理員なども含まれます。
意外とたくさんの人が関わっているんですよね。人件費は、1人1日15,000円程度と考えておくといいでしょう。

9.重機の運搬費

40,000円程度が相場です。
重機は最初から必要ではなく、仮設工事や内装解体が終了してから出番を迎えます。運搬も1日1回程度と考えておくといいでしょう。

10.諸費用

そのほかにも近隣挨拶など、諸費用がかかる場合もあります。10,000円程度見ておくといいでしょう。

木造平屋、鉄筋コンクリートの見積もり

具体的な目安として、見積もり例をご紹介します。

1.木造平屋50坪の場合
・仮設工事500円/㎡ × 90 = 45,000円
・重機の運搬費30,000円/台 = 30,000円
・内装の解体5,000円/坪 × 50 = 250,000円
・瓦屋根撤去3,000円/坪 × 50 = 150,000円
・重機の解体3,000円/坪 × 50 = 150,000円
・基礎部分の撤去5,000円/㎡ × 40 = 200,000円
・廃棄物処理費50,000円/台 × 5 = 250,000円
・樹木(小)10,000円/本 × 2 = 20,000円
・作業費15,000円/日 × 3人 × 5日 = 225,000円
・諸経費10,000円/式 = 10,000円

合計で1,330,000円です。この辺りを相場と見ていいでしょう。

2.鉄筋コンクリート2階建60坪
・仮設工事700円/㎡ × 300  =  210,000円
・重機の使用料10,000円/日 × 7 = 70,000円
・散水機の使用料50,000円/式 = 50,000円
・解体工事(上部)12,000円/坪 × 60 = 720,000円
・解体工事(基礎)8,000円/坪 × 40 = 320,000円
・内装材の撤去5,000円/坪 × 60 = 300,000円
・廃棄物処分費10,000円/坪 × 60 = 600,000円
・車庫30,000円/式 = 30,000円
・芝生10,000円/㎡ × 15 = 150,000円
・樹木100,000円/式 = 100,000円
・門/塀300,000円/式 = 300,000円
・官公庁届出10,000円/式 = 10,000円
・ガードマン10,000円/日 × 7 = 70,000円
・仮設トイレ20,000円/台 × 2 = 40,000円
・諸経費200,000円/式 = 200,000円

合計で3,170,000円です。あくまで相場です。

まとめ

いかがでしたか。解体工事についての謎、相場への疑問など、少し明らかになったでしょうか。
紹介した例はあくまで目安です。地域や土地の特徴によっても費用は変わってくるので、必ず複数業者と相談し、自分と家族にフィットするような解体を進めてくださいね!

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