解体工事にかかる費用を抑えるポイント1つ目は、解体工事の工期をなるべく業者に合わせることです。

たとえば引っ越し業者でイメージすると分かりやすいですが、4月など繁忙期になると引っ越し業者から提示される見積もり金額が高くなります。
これは、繁忙期によって仕事量が増え、時間と人材が不足するため金額を高めなくてはいけなくなっているのです。

このような金額の変動は解体工事業者にもあり、解体工事の工期に余裕がない場合は見積もり金額も高くなります。
ですので、解体工事業者に見積もりをお願いする時は、業者側が希望する工期に合わせると、余裕のない工期にした場合と比較して安くなりやすいです。

至急、解体しなければいけない理由がなければ、解体費用を抑えるために工期を業者側に合わせる方向で調整してみましょう。

解体工事にかかる費用を抑えるポイント2つ目は、中間マージンのない解体工事業者を選ぶことです。

このような要因で費用が高くなる場合は、自社で受注から解体工事まで請け負っている業者を選ぶことで解決可能です。

そして解体工事業者は、室内残置物や庭に設置されている倉庫や植物類なども、解体工事の際に処理してくれます。
解体現場に残っている全ての廃棄物を業者側で運搬、廃棄してもらえるので、分別や廃棄作業の手間が掛からないメリットもあります。

しかし、解体工事業者側が、室内残置物など廃棄物を処理する場合は産業廃棄物となります。
解体のみを請け負っている業者側の場合は、お金を払って処分場へ運搬しなければいけません。
そのため、産業廃棄物の処理に掛かる費用と、解体工事の際に別途廃棄物を分別したり運搬したりする費用が、解体費用に上乗せされます。

手間よりも費用を抑えたいと考えている場合は、産業廃棄物になり得る家具や家電、庭に設置している物（倉庫など）を、事前に処理しておくで対策可能です。

解体工事にかかる費用を抑えるポイント4つ目は、一括見積もりで解体費用の安い解体工事業者を選びます。

解体工事業者は全国に多数あるため、近くの業者を調べるだけで何社も出てきます。
また、初めて解体工事業者に発注する場合、数の多さに悩んでしまい最初に見積もりを取ってもらった業者や、地域で評判の高い業者を選ぶこともあるでしょう。

しかし、それでは解体工事の費用が高いのかどうかも分かりませんし、比較検討しないことが機会損失に繋がります。
解決策は数社の解体工事業者から、見積もりを提示してもらうことですが、一括見積もり比較サイトを利用することをおすすめします。

自身で1社ずつ見積もりを取る方法は、時間がかかり手間もかかるので一括見積もりを代行してくれるサービスの方が、スピーディに比較検討可能です。
また、当サイトの場合は、無料で最大4社まで同時審査で厳選した、解体工事業者をご提案します。

解体工事にかかる費用を抑えるポイント5つ目は、分離発注で契約することです。

こちらの場合は、これから住宅を建てる方が実行できる方法になります。
具体的には、住宅メーカーなど建築工事と解体工事をセットで契約するのではなく、解体工事は専門業者に発注することで費用を抑えることができます。

解体工事専門業者に発注する方が、中間マージンを上乗せされないだけでなく、担当者と直接コミュニケーションできるので、意思疎通しやすいです。

解体工事の費用が変動する要因の1つは、解体工事現場の立地条件や周辺環境になります。
解体工事現場の道路が広く、アクセスしやすい場所であれば重機や工事車両なども入りやすいです。
また、解体工事現場自体の敷地面積が広い程、重機で作業できる空間を確保できるので人件費を抑えられます。

つまり、解体工事現場の場所と周辺環境によって、工期と人件費、重機の数などが変わってくるわけです。
どの解体工事業者に見積もりを提示してもらっても、相場より高い場合は依頼する解体現場の場所やアクセスのしやすさ、重機の入りやすさなども確認してみましょう。

もし、作業が難しい環境であれば、相場よりも値が張ることも考えておくことが大切です。

当たり前ですが解体工事の費用は、建物の解体に掛かる作業項目がほとんどです。
ですので、建物の種類や大きさ（面積）によって、解体費用が大きく変動します。

分かりやすい所では、コンクリート造りよりも木造住宅の方が解体しやすいため、費用も抑えやすいです。
一方コンクリート造りは、廃棄物の分別や専用の重機の用意などにコストと時間が掛かり、結果的に費用がかさみます。

また、坪単価で算出することがほとんどですので、建物の坪数が大きい程費用が増え、反対に坪数が小さい程、解体作業費用も減ります。
ですので、解体費用の相場を調べる際は、坪数も考慮しながら比較検討していきましょう。