見積書は業者によって違うという特徴があるので、最初に比較をしてしまうかたが多いですが、まずは見積書の内容から見るようにしてください。見積書で記載されていることを業者によって違うことが多いので、比較をする意味は、最初はあまりありません。見積書に記載されている内容をきちんと把握した上で、別の業者の見積書と比較をするのが正しい順序であり、順序を間違えてしまうと、損をしてしまうことに繋がってしまいます。
具体的には、工事の範囲、アスベストの撤去、残置物の撤去などのことが記載されているのかをチェックすべきであり、記載がされていない場合は、きちんと確認をするようにしてください。悪徳業者の場合は、最初の見積書に記載をせず、工事が始まってから追加で出すということがあるので、注意をしないといけません。最初に内容をしっかり把握をしておけば、悪徳業者かどうかを判断しやすくなります。
業者によって見積書の価格は異なっており、総合で相当な開きがあるケースがありますが、細かくチェックした時に、倍以上に開きがある項目を見つけた時には、要注意が必要にあります。倍以上の開きがあるということは、業者が上乗せをしている可能性が非常に高くなります。確認をする際には、ほかの業者と比較して、どうしてこのような金額になったのかという内訳を聞くことが大事であり、返答をにごすようでしたら、ほかの業者に依頼をしたほうが良いです。
解体工事をする際には、作業員が必ず必要になりますが、明らかに人数が多すぎることがあります。どうしてそれだけの人数が必要なのかをきちんと聞いた上で納得ができる返答をもらうことができたら問題はないですが、多すぎる人数は上乗せをしたいという意思の表れであるケースがあります。また、手抜き工事をしたいという時には、作業員の数を極端に少なくしてくるというケースもあります。適正な作業員の数であるかどうかを知ることは重要なことであり、良い解体業者は、適正な作業員数であることがほとんどです。
工事日数も重要なポイントの一つです。業者によって工事日程は異なりますが、工期が短縮されているので、工事日数が短くなっているのか、無理な計画で工事を進めようとしているのかを知ることは重要なことです。工事日数が異なると、当然価格にも大きく影響してきます。工事日数が短すぎるケースは、手抜き工事の恐れがあり、長すぎる場合は、上乗せをしているケースがあります。
工事を早く進行ができる重機や車両を持っている会社であるならば、工事日数が短くても納得ができますが、ただ単に工事日数が早まっている時は、近隣トラブルや事故の原因になってしまいがちです。廃棄物の処理に関しても同様であり、自社で処分場を使えるのでコストダウンできるのか、不法投棄をしているのかなどを調べることが大事です。