廃棄物の確認に重要なマニフェスト
マニフェストとは、建築物を解体する事によって発生した産業廃棄物の、排出事業者がその廃棄物を処分や運搬を行なう事を他の業者に委託した際、最終的に処理されるまでの過程を細かく記録していくものです。このマニフェストで使われる用紙は7枚あり、A,B1,B2,C1,C2,D,E票といった分類があり、AやCは保管票、Bは運搬終了票、Dは処分終了票、Eは最終処分終了票といった意味があります。それぞれは各業者によって処理され、それらの業者は5年間保存する義務が定められています。
解体を依頼した施主の方は最終的に廃棄物を正しく処分してくれた事を確認する為にも、マニフェストのE票をチェックするためにコピーを請求する事が大切です。そこには収集運搬業者や中間処分業者のサインや受領や受取印、そして処分が終了した日付や押印がありますので、最終的な確認を行ないます。そこに押印が不足している場合、不正に処分された可能性が高く、そうなると施主も違反として罰せられる可能性があるので解体の依頼をする時は業者の選別が大切です。